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吉良吉影は静かに暮らしたい

2024
11,21

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2014
04,19

なんというか、セル戦は昨日で終わっているので今日はエピローグ的なアレ。ぶっちゃけ、タイトルがこれだとタイトルの時点でセルが倒せたことがバレるのでそれを回避したかったというのが大きい。


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それでは、新世界樹のまとめをつらつらと書いていこう。まずは難易度。「エキスパート」でやってみたのだが、個人的にはとてもやりがいのある、イイ難易度だった。最初「難易度の違いは敵のダメージのみ」で、しかもその差と言うのが一律で割合によって増減させているだけらしいと聞いたときは「絶対それ「スタンダード」でしか真面目にテストしてないだろ……」とエキスパートの「お前これ明らかにテストしてないだろ」的な理不尽さをちょっと期待していたのだが、その期待を良い意味で裏切る、絶妙な難易度だった。(何気に即死や状態異常のつき易さなども難易度によっては変わるらしい)


これは個人的な感想なので、「難しすぎる」「変えたい」と思う人も当然居るとは思う。なので、「難易度を途中で変えられる」というのも、まあ、妥当な判断だったと思う。ただ、「ノーリスク」はちょっとやりすぎだった気もする。


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印象に残ってるボスはやっぱりゴーレムさん。初めての「クエストボス」(現在のレベルから10は上げないとまともに戦うことすら困難な超規格外ボス)だったのもあって本当に思い出深い。ゴーレムさんとの死闘は新世界樹全体の戦闘の中でも三本指に入ると思う。度重なる回復で、その度にプレイヤーを絶望にドン底に叩き落してくれた。中盤のHP半分回復はともかく、ラストのリジェネは本当に「アトラス頭おかしい」と本気で思った。


ただ、ゴーレムさんは(終わった後にだけど)「攻撃の属性を見切り、耐性防具を装備する」というその後に繋がる大切な事を教えてくれた重要な敵だった。これ以降はちゃんと敵の攻撃属性にも気を配り、各種アクセサリを活用するようになった。セル戦でも書いてなかったけど、桃華ちゃまには飛びぬけて強烈な「壊」攻撃に対応する為に「壊耐性」のアクセサリを装備させている。(書いたっけ?)


あとは、四層ボスの岩尾さん。まさか明滅弾を使っての中央突破がスタンダードじゃなかったなんて。どおりでこのバトル、すごい苦労するなあと思ったんだよな……。迫り来るモリビトFOEを明滅弾で怯ませながらの岩尾さんと死闘。実質的に一人減った状態での戦闘なんだもんなぁ。つらいはずだ……。


アルルーナさんも滅茶苦茶強かった。「むつみちゃんは防御が紙なところがカワイイね」と言ってた私に「よし、「DEFブースト」と「盾マスタリー」を付けよう(迫真)」と決意させる程に強かった。それゆえに、ちょっと放置が過ぎたのか最終的に倒した時には若干レベルが上がりすぎていたような気がしないでもない。ワイバーンさんは良い感じに死闘が出来た。おうちを炎竜さんに取られてかわいそうです。


あとはボスじゃないけど、六層の初モンスターだった「うごめく毒樹」も強烈だった。毒の息一発でパーティがあっという間にガチ全滅一歩手前まで追い込まれて、「こ、これが六層…!!」という恐怖を刷り込んでくれた。


あと、B30F全般ね。同じような事をもう書いたけど、あのフロアは「メタルシザース」という一要素を加えただけで、これまで「ワンパンすりゃいーや」と思考停止で処理をしてきたザコ敵に再びスポットライトを当てる、という手法が素晴らしかった。新しい脅威ではなく「これまで見過ごされてきた脅威」を再び浮かび上がらせる事で、用意されたリソースを最大限に生かしていてシビれた。


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各キャラ雑感。


まずはむつみちゃん。


間違いなくMQの主人公。序盤からアルルーナ戦までの間とにかく防御力が貧弱で桃華ちゃまのガードが無ければまともに前衛に立つことすら出来なかった。その上「構え」システムのせいで攻撃は速攻性に欠け、物理耐性のある相手には滅法弱く、しかも「構え」は死ぬと解除されるという三重苦。


その代わり得手不得手がはっきりしているだけに、パーティ全員でフォローしてむつみちゃんが最高のパフォーマンスを発揮出来るお膳立てさえ用意してあげれば、いつも期待以上の戦果を上げてくれる。手をかければ掛けるだけ答えてくれる使い甲斐のあるキャラだった。(使い易くはない)


むつみちゃんが敵に大ダメージを与えたり、与えられたりする度に一喜一憂して、まさに一緒に冒険をしているドキドキ感をいつも味わわせてくれた。むつみちゃんが居たから新世界樹は楽しかった。流石の彼女も今回の「冒険」には満足してくれたんじゃないかな。


ありすちゃん。


今思っても、セカンドアタッカーには属性攻撃使いを入れるべきだったんじゃないかと思うんだけど、後悔はない。安定感の全く無いむつみちゃんとは対照的に攻撃もそこそこ、防御もそこそこであらゆる局面で頼りになった。特に足の速さを生かしてのアイテム回復は「ソーマ」を取得してからというもの、グッとその価値を高めていた。さらにダブルエフィシエントの習得と「ソーマプライム」により、レンジャーの速度でパーティ全体に「640回復」という恐るべき回復量をもたらしてくれた。「ハマオ」の効果も高めてくれた事で、中盤以降はアムリタを集めなくて済むようになったのも大きい。


素の攻撃力はそこそこだが、「力溜め」を併用した「サジタリウス」は単発攻撃力だけなら「ツバメ返し」をも上回るMQの攻撃の要。更に、サジタリウスの「溜め」は「連続攻撃する必要が無い」とも言い換えることが出来るので、その間に回復をしたり補助をしたりという働きも出来る。


出の遅いサジタリウスは短所も多いけど、それを長所にも転換出来る。ラストのセル戦でも、サジタリウスが時間差攻撃だったからこそあの様な速攻が可能だった、とも言える。セル戦の総攻撃は今思えばハンターの宮殿突入にちょっとイメージ被るね。(サジタリウス=龍星郡(ドラゴンダイヴ))


かおるちゃん。


元々のメディックとしての役割に加えて、グリモア習得によるバフ全般を担ってくれた。特に列に対して効果のある「隊列系」と全体に対して効果のある「歌スキル」の使い分けはバフ枠が逼迫してくる後半においては特に重要で、マネジメント的な意味合いからしても両方を取得させていたのは正解だった。


装備の工夫(靴を履いたり、AGIボーナスのある刀を装備したり。ソニックダガーが手に入ってからはそれ一本だったけど)によって、メディック宿命の鈍足もある程度緩和され、回復も安定して行うことが出来た。一時期は「ディレイヒール」も活用していたけど、ありすちゃんが「エフィシエント」を習得してからは早い回復(ターン始まりの回復)は彼女に任せられるという事で、緊急回復は彼女にまかせ、その後は状態異常やバインド回復を全体に行う、というメディックにしか出来ない事をきっちりやっていた。


後半は「禁忌の輪舞曲」を習得し、味方のバフ延長を一手に担っていた。このバフの延長が無ければセル戦に「ブーストを伴ったバフデバフ」を集めることは困難だった。さらにセル戦では最後の最後に新規取得した「クリアストライク」まできっちりお披露目。セルに止めを刺してくれた。


ゆきみちゃん。


元々のデバフ能力に加えて、モリビトから会得した「森の~」のデバフシリーズも併用して、敵のデバフ枠管理を一手に引き受けてくれた。デバフを二種類ずつ(攻撃弱化二種、防御弱化二種)持っていると言うのは非常に重要で、敵の傾向によって攻撃バフに二枠裂くか、防御バフに二枠裂くかを選べ、戦略の幅が広がった。


また、各種縛りも重要で、「ここで!雪美ちゃんの縛りが入らないと全滅する!!」という場面が何度もあった。結局、テラーツリーの技は殆ど使わずに終わってしまった。(やはりセルの2ターン速攻撃破などを行う際には「テラー状態の敵の防御力を半減させる」、あのコンボが活用されるらしい)


中盤までは高いTECを生かしてセカンドの回復役をしてくれたり、グリモアで習得した列に対する状態回復なども行っていた。デバフを掛け終るとヒマになる事も多かったが、「郡狼の襲撃」を会得してからは、デバフを掛け終ってからは毎ターンこれを使い、全体の攻撃力底上げに貢献していた。


防御が壊滅的で、特にアルルーナ戦以降、むつみちゃんが防御力を強化してからは、敵の全体攻撃で一人だけ死んでいたりしてとても目立っていた。(それまではむつみちゃんも一緒に死んでいたので目立たなかった)


ももかちゃま。


MQの鋼の盾。序盤から最終盤まで、パーティを常に守ってくれた。序盤~終盤まではラインガードで常にむつみちゃんと「ハリケーンパンチ」を撃ちに前衛に出てきたありすちゃんの防御。この二人が安定して前衛で戦えたのは桃華ちゃまの協力があってこそ、である。


また、ザコ敵の不意打ちなどでパーティがあわや全壊という時にも一人だけ生き残って逃げ延びたり、未完成の「パワーディバイド」を使って急場をしのぎ、体勢を立て直す時間を作ってくれたりもした。


最終盤、「とこしえの魔竜」を安定して狩る為に編み出された「渾身ディフェンス」+「パワーディバイド」のコンボで敵の攻撃は全て桃華ちゃまが受けきる体制が確立。これまでの戦法が激変した。この戦法はセル戦においても通用し、セルの速攻撃破を可能にしてくれた一因でもある。「防御職」の面白さを改めて実感させてくれるのが世界樹のいいところである。


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改めて、この五人でなければ世界樹制覇は不可能だったなーと感じるのだけど、それは他の人も一緒で、皆それぞれのパーティの熟練度を高めることで、世界樹の制覇を可能にしている。他人が他人のパーティを使いこなすことは難しいのだ。


人の数ほどパーティはあり、攻略法がある。世界樹はそれを広く、深く、受け止めてくれる。


だから人は今日も、世界樹に向かうのかもしれない。

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