2020 |
08,10 |
そうね、この映画に関して感想を書くにはまず自分の状況を書いておかないといけないと思う。
まず、旧作のブロリー映画見てなくて、ブロリーっていうなんかスゴイ奴がいるっていう事だけは知ってる。あと、ブロリーこそが本当の「伝説の超サイヤ人」というのは風のウワサで聞いた。「ドラゴンボール超」もほぼ見てない。なので、超サイヤ人の赤くなったり青くなったりするやつが良く分かってない感じで、なんならウイスやビルスに関しても良く分かってない。フリーザがなんかの大会要員で生き返ったのもなんとなく聞いてた。漫画はめちゃくちゃ読んでいた。
こういう状況の人間の感想という事でご了承下さい。
さて、この映画はぶっちゃけ過去作に居た人気キャラのブロリーと現代の設定で強くなった悟空たちが戦う所が見たい…見たくない…?というコンセプトで作られているので悟空たちとブロリーがバチバチに戦闘してる所が見れればストーリーはよそに置いておいて大抵満足、という感じなのだと思う。
その割に前半のおぜん立てパートとでも言うべき「ブロリーが地球に来るまで」がかなり丁寧に作られてて驚いた。はっきり言えば「宇宙船ポッドでなんか飛んできたブロリーが悟空たちと戦う」だけでもまあまあOKな映画なのである。それを真面目に筋立てすると、ブロリー、悟空たち、そこにフリーザも絡んできてかなり状況とドラマが複雑な印象を受ける。それを一つ一つ丁寧に描写して行く事で分かりやすく処理していたと思う。
とは言え、深く考えると例えばブロリーの因縁は「ベジータ王」に絡んでいるので本来なら悟空はおろかベジータすらブロリーとなんら関係なかったりする。それをめちゃくちゃ頑張って「ベジータが生まれたことでベジータ王に保身の心が芽生えてブロリーとバラガスが迫害される」というなんかこう…ベジータに因縁…ある…?あるかも…??レベルに持って行ってる。こういう気をつけないと一瞬で流れが破たんする地雷がいくつもあってストーリー構成はかなり大変だったんだろうな…という苦労が見える。
フリーザの願いは「身長を伸ばす」だったんだけど、ここで部下から「いや第二形態とか普通にデカいやん…」というツッコミを入れるところとか、何だかんだブロリーを地球に連れてきた落とし前としてフュージョン待ちの一時間の間ブロリーにタコ殴りにされ続けるという「おしおき」もフリーザは受けてたりしてストーリー上の違和感をなるべく消そうという丁寧な仕事ぶりが伺える。
惑星ベジータ崩壊前のバーダックの描写とか、惑星ベジータが壊れた後の若き日のナッパ、ラディッツ、ベジータのやりとりもファンには嬉しい。
いや、ほんとラディッツって惜しいキャラなんだよな。悟空の兄貴という恵まれた経歴からは考えられないような不遇。もちろん初登場時、悟空とピッコロが手を組んでなお圧倒するというZ時代の戦闘力インフレの先陣というインパクトはあるんだけど、生き返ってその後もパワーアップを繰り返していればベジータのポジションを食ってた可能性すらあると思う。
ファンサービスと言えばさっきのフリーザの身長を伸ばすという願いも多分レッド総帥のパロだし、フュージョン前のデブ→ガリ→完成の流れもお約束でファンがニヤリとできる要素がいくつもあってよかった。
ただ、久しぶりにドラゴンボールの映画を見て改めて思ったんだけど最初から本気にならないの、あれはなんなんだろうね。最初のブロリーVSベジータでベジータが通常→超サイヤ人→赤い超サイヤ人ってギアを上げていくのはギリギリ分かるとして、赤い超サイヤ人状態で戦っていたベジータとバトンタッチ(ここで素直に引くベジータにもビックリしたけど)した後に、悟空が通常状態でブロリーと戦いだして「それは流石に無理だろう…」と思ってしまった。
せめて赤い超サイヤ人状態でバトンタッチしても良かったのではないだろうか。超サイヤ人と通常の間には10倍だか100倍だかの差がある訳なので下手したらパンチ一発で消し炭になってしまう可能性もある。(にも関わらず雰囲気でそこそこ戦えてしまうのも問題がある)
とはいえ、基本的に不意打ちとだまし討ち、初見殺しが基本の能力バトルに慣れた現代ジャンプっ子にとって純粋なパワーとパワーがぶつかり合う展開は見ていて爽快感がある。これは鬱屈しがちな能力バトルにはない魅力だと思う。劇場クオリティの超作画も相まって「ブロリーと悟空たちの超バトルが見たい」という欲求には100%、120%応えているのでこの映画が好評だったのも頷ける。
最終的にブロリーと同じ映画発祥キャラであるゴジータで戦う所もニクイ。あとフリーザが悟空と再戦する事を考えた時に悟空・ベジータを相手取ると2-1になってしまうからあともう一人味方が欲しいって言ってたのもよかった。ブロリーの因縁は(頑張れば)ベジータに結びつくので悟空とフリーザ、ベジータとブロリーという構図はなかなか熱い。
最後の最後にチライが悟空に「あんたおかしいよ」という指摘をしてくれたのも良かった。いやほんと、ドラゴンボールから距離を置いて初めて認識出る。悟空おかしいんだよな。マジで普通に戦闘狂の類。
まず、旧作のブロリー映画見てなくて、ブロリーっていうなんかスゴイ奴がいるっていう事だけは知ってる。あと、ブロリーこそが本当の「伝説の超サイヤ人」というのは風のウワサで聞いた。「ドラゴンボール超」もほぼ見てない。なので、超サイヤ人の赤くなったり青くなったりするやつが良く分かってない感じで、なんならウイスやビルスに関しても良く分かってない。フリーザがなんかの大会要員で生き返ったのもなんとなく聞いてた。漫画はめちゃくちゃ読んでいた。
こういう状況の人間の感想という事でご了承下さい。
さて、この映画はぶっちゃけ過去作に居た人気キャラのブロリーと現代の設定で強くなった悟空たちが戦う所が見たい…見たくない…?というコンセプトで作られているので悟空たちとブロリーがバチバチに戦闘してる所が見れればストーリーはよそに置いておいて大抵満足、という感じなのだと思う。
その割に前半のおぜん立てパートとでも言うべき「ブロリーが地球に来るまで」がかなり丁寧に作られてて驚いた。はっきり言えば「宇宙船ポッドでなんか飛んできたブロリーが悟空たちと戦う」だけでもまあまあOKな映画なのである。それを真面目に筋立てすると、ブロリー、悟空たち、そこにフリーザも絡んできてかなり状況とドラマが複雑な印象を受ける。それを一つ一つ丁寧に描写して行く事で分かりやすく処理していたと思う。
とは言え、深く考えると例えばブロリーの因縁は「ベジータ王」に絡んでいるので本来なら悟空はおろかベジータすらブロリーとなんら関係なかったりする。それをめちゃくちゃ頑張って「ベジータが生まれたことでベジータ王に保身の心が芽生えてブロリーとバラガスが迫害される」というなんかこう…ベジータに因縁…ある…?あるかも…??レベルに持って行ってる。こういう気をつけないと一瞬で流れが破たんする地雷がいくつもあってストーリー構成はかなり大変だったんだろうな…という苦労が見える。
フリーザの願いは「身長を伸ばす」だったんだけど、ここで部下から「いや第二形態とか普通にデカいやん…」というツッコミを入れるところとか、何だかんだブロリーを地球に連れてきた落とし前としてフュージョン待ちの一時間の間ブロリーにタコ殴りにされ続けるという「おしおき」もフリーザは受けてたりしてストーリー上の違和感をなるべく消そうという丁寧な仕事ぶりが伺える。
惑星ベジータ崩壊前のバーダックの描写とか、惑星ベジータが壊れた後の若き日のナッパ、ラディッツ、ベジータのやりとりもファンには嬉しい。
いや、ほんとラディッツって惜しいキャラなんだよな。悟空の兄貴という恵まれた経歴からは考えられないような不遇。もちろん初登場時、悟空とピッコロが手を組んでなお圧倒するというZ時代の戦闘力インフレの先陣というインパクトはあるんだけど、生き返ってその後もパワーアップを繰り返していればベジータのポジションを食ってた可能性すらあると思う。
ファンサービスと言えばさっきのフリーザの身長を伸ばすという願いも多分レッド総帥のパロだし、フュージョン前のデブ→ガリ→完成の流れもお約束でファンがニヤリとできる要素がいくつもあってよかった。
ただ、久しぶりにドラゴンボールの映画を見て改めて思ったんだけど最初から本気にならないの、あれはなんなんだろうね。最初のブロリーVSベジータでベジータが通常→超サイヤ人→赤い超サイヤ人ってギアを上げていくのはギリギリ分かるとして、赤い超サイヤ人状態で戦っていたベジータとバトンタッチ(ここで素直に引くベジータにもビックリしたけど)した後に、悟空が通常状態でブロリーと戦いだして「それは流石に無理だろう…」と思ってしまった。
せめて赤い超サイヤ人状態でバトンタッチしても良かったのではないだろうか。超サイヤ人と通常の間には10倍だか100倍だかの差がある訳なので下手したらパンチ一発で消し炭になってしまう可能性もある。(にも関わらず雰囲気でそこそこ戦えてしまうのも問題がある)
とはいえ、基本的に不意打ちとだまし討ち、初見殺しが基本の能力バトルに慣れた現代ジャンプっ子にとって純粋なパワーとパワーがぶつかり合う展開は見ていて爽快感がある。これは鬱屈しがちな能力バトルにはない魅力だと思う。劇場クオリティの超作画も相まって「ブロリーと悟空たちの超バトルが見たい」という欲求には100%、120%応えているのでこの映画が好評だったのも頷ける。
最終的にブロリーと同じ映画発祥キャラであるゴジータで戦う所もニクイ。あとフリーザが悟空と再戦する事を考えた時に悟空・ベジータを相手取ると2-1になってしまうからあともう一人味方が欲しいって言ってたのもよかった。ブロリーの因縁は(頑張れば)ベジータに結びつくので悟空とフリーザ、ベジータとブロリーという構図はなかなか熱い。
最後の最後にチライが悟空に「あんたおかしいよ」という指摘をしてくれたのも良かった。いやほんと、ドラゴンボールから距離を置いて初めて認識出る。悟空おかしいんだよな。マジで普通に戦闘狂の類。
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