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吉良吉影は静かに暮らしたい

2024
04,27

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2021
07,16
いや、あの…この映画「燃えよドラゴン」だわ。

キアヌ・リーブスがカッチョヨク暗殺アクションをしてる所をただただ見る映画。ある意味で潔いので、個人的には嫌いではない。もし事前情報無しで見てなんかこう…シナリオとかに期待して見ちゃってたらすごいガッカリすると思う。でも映画館映えはすると思うから難しいね。100分でまとめたのはえらいと思う。

「ジョン・ウィック」のフックになってるのは「飼い犬が殺された復讐をする」という所だと思う。実際に自分もこういう場合の定石だと恋人とか家族が殺されて~なのにペットなのか…と思って見てみたので、このフックは実際大成功だったんだと思う。というかこの映画、この要素が無かったらマジでただのテンプレ復讐アクションになっちゃうからなあ。

その犬も結局は亡き恋人から託されたという事でフタを空けてみれば「犬=恋人」とほぼほぼ同義だったりするので、「ペットロスの人にオススメ!」という訳では全くないと思う。

しかし、この映画にそんなこと突っ込むのもヤボなんだけど、物語の起点がショボすぎる。いい車に乗ってたらギャングに絡まれて車盗まれるついでに犬殺されるって…なにこの…なに?あまりにもしょうもない…。

なんか殺し屋時代の復讐とかさ…なんか…あったんじゃないのか…??という気がしないでもないけど、全てを忘れてキアヌの暗殺アクションに集中しようという粋な計らいなんだろう。

スナイパーの暗殺者との友情関係は結構良かったのに、この作品だけで退場してしまうのはかなり勿体ない。調べたらシリーズが4作もあって腰を抜かしたんだけど、それなら余計に生き残らせた方が良かったんじゃないか感がすごい。

つか、続編ですらも何やるのか想像つかないというかやる事ない気がするんだけど、4作…すごいな…。
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