2014 |
03,11 |
一本道のど真ん中に鎮座する赤FOE、魔界の武王さん。蘭子ちゃんが喜びそうな名前である。前回、「最初のフロアの隣に居た個体と同一」って書いたけど、スマン、ありゃウソだった。よく見たら最初に出会った固体はワープゾーンの先で出会った固体で、今回のヤツとは全然関係ないヤツだった。六層に入ったばかりでテンパッていたのだ。
さて、武王さんに出会う前、六層を歩いていると、ついにむつみちゃんがレベル70に到達してしまった。つらい……。ここから先は経験値を獲得しても累積しないという砂をかむような時間が待っているのだ。むつみちゃんは良くも悪くも「ツバメ返し特化」で来ている為、スキル振りに無駄が無く休養を一回も挟まなかったため、他のメンバーよりも一足先に上限に到達してしまった。二回も休養しているありすちゃんはまだ67である。
世界樹2では全員がレベル上限に達してしまい、業を煮やして一気に全員を引退させてしまったところ、どうにもゲームが進行出来なくなり投げてしまったという思い出があったりする。あの頃は、レベルを最大まで上げて引退するとレベルキャップが「1」だけ開放されるというスーパー鬼畜仕様であり、レベル99まで上げるには約30回のマックスレベリングが要求されるのだ。まるで賽の河原である。
それに比べて、現在の仕様はまこと優しくなった。早いところ三竜と戦う術を見つけてレベルキャップを開放しなければ。その為にも早いところ先に進まねばならぬのだ。
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むつみちゃんがレベル70になってから改めて武王さんを見ると…まだ赤い……。FOEの色判定はマックスレベルのメンバーに対して働くはずなので、武王さんは(一応の)レベルマックスまで上げてもまだ赤FOEの格を保っているのだ。しかし、武王さんを迂回するルートはどうにも見えない。これは……やはり…赤いままのFOEに突っ込めと、そういう事なのだろうか。
とりあえず、一度突っ込んでみる。うむ、物理効きませんアピールを全身から迸るほどに感じるビジュアルである。実際に、一発500-600は入るはずのツバメが270程しか入らない。教授これは。そして吐き出される「火炎の息」。パーティを半壊させるには十分な威力。腕縛りのオマケ付である。その上、通常攻撃の威力が半端ではない。ただの「たたかう」に該当するはずの攻撃がめちゃくちゃ痛い。敗北。
な、なるほど……。しかし、炎以外の攻撃は威力高いとはいえ単体殴りしかされてこなかったし、これは桃華ちゃまが毎ターンファイアガードをして、攻撃デバフ×2と防御バフをすれば持久戦にはなるが行けそうである。フリーズオイルも有効そうだ。ただ、これは「無効に」出来るファイアガードだから安心なのであって、ミストや属性防御力を強化して行くのは腕縛りの掛ぶりから見るとちょっと辛そうだ。その様な人のために、各ガード三種の入ったグリモアを用意してくれているのが新世界樹。ローザ茶でグリモア+2を出しておけばスキルレベルも3から5に上がってキミも属性無効持ちである。
さて、リベンジ。まずはフリーズオイルを試してみる。ありすちゃんがむつみちゃんの刃にオイルを塗り、殴ってみると…。
「170のダメージ!」
あかん!
こ、この野郎…!別に氷が弱点って訳じゃないな…!!亀は氷に弱いんじゃないのかよ!玉座の後ろに隠し階段はあるのに!世界樹スタッフはDQ厨か!
仕方が無いので、硬いなりに無理やりツバメとサジタリウスを叩き込んで徐々にHPを減らしていく。幸いにもファイアガードとデバフのお陰で防御の方は安定している。あとはじわじわと削るだけだ。しかし、たまに後列に攻撃が飛ぶとデバフが入っていても雪美ちゃんが一撃で死んでしまう。おおう……。
ちょっと前から問題になっているが、この雪美ちゃんの脆さはもう看過出来ないレベルである。多少の脆さなら「個性」として愛せるのだがパーティ運営に思いっきり支障が出ている。なんとかグリモア枠を広げてHPブースト、出来ればDEFブーストも付けてあげたい。盾装備は素早さが犠牲になるので厳しい。最初のデバフはアタッカーの二人が行動する前に入れておきたいのだ。
武王さんは地道に削っていった結果、わりと簡単に倒すことが出来た。「六層の赤FOE」という肩書きの割にはあっさりとした印象。耐性を見ると「氷」以外に全て耐性がついていた。この弱点の無さを見ると流石は六層という感じではあるのだが。レアドロップ条件が「斬属性の撃破」だった様で、ツバメで仕留めたら取れてしまった。ツバメで削り殺すのは「レアドロップ条件として成り立つほど厳しい」選択という事なのか……。し、しょうがないじゃん!
出来たのはハイランダーの最強防具。お、おう。(体の)最強防具が通常FOEから出るのは初めてである。流石、ストーリーモードの主人公は優遇されている。