2014 |
03,12 |
むつみちゃんに引き続き、桃華ちゃま、薫ちゃんもレベルマックスになってしまった。非常にまずい。次の階に行きさえすれば三竜討伐のミッションが出てレベルキャップ開放を目指せそうな雰囲気はあるのだが、ワープ地帯を抜けたとはいえ、B26Fはまだ半分位残っている。出来ることなら最短距離でフロアを進み、先に三竜を倒した後、レベルキャップを済ませてからここに戻ってきてマップを埋めたい。
B26Fのマップを見渡すと、右側に武王さん二体の影が見える。なるべく近づきたくないので先に左側から攻略をしてみる。攻略法を確立したとは言えFOEは基本的に避けるものなのだ。
という訳で、先に左側から攻略を開始してみたのだが、どこに突き当たりに行っても最終的にワープして元の場所に戻ってしまう。全ての道を埋めるころ、真実に気付く。
こっち、外れルートじゃねえか…!!
そう。「FOEは避けるもの」これは五層までのルールである。なつかしのマガジン漫画ネタではないが、ルールが変わったんだよ!「FOEを見たら殺すこと!」サーチアンドデストロイ。赤かろうがなんだろうがぶっ殺す。それがこの六層での嗜みである。
武王さんを一体、血祭りに上げた後に一度戻ってもう一体に狙いを定める。ダンジョン攻略後半に差し掛かると、最新の攻略地点に到達するだけでも、なかなか大変である。しかも道中を固めるのは六層のモンスター達。先制などを取られた日にはレベル70のパーティでもいとも簡単に全滅してしまう。
最新部分に到達し、先に居る武王さんを見てみると、そこには輝きに包まれている武王さんの姿が!
ふう、と一息ついた後、糸を使って町に帰るMQメンバー。流石にここで希少種のFOEと戦う訳にはいかない。もう一度、長い道のりを経て最新部分に到達。武王さんを確認すると…また希少種!訳が分からないよ!!
仕方が無いので、もう一度町に戻って再度チャレンジ。三回連続で希少種なんて、そんなバカな事がある訳が。。
あったよ!!三回連続希少種だよ!!
流石におかしいよ!こんなの絶対おかしいよ!!!
ど、ど、どういう事なんだこれは。この場所の武王さんは希少種固定とはそんなひどい事になっていたりするのだろうか。もういい加減フィールドを歩くのにも飽きていたので、ダメ元で挑んでみる。
いかに希少種とは言え、所詮は素早さと攻撃力が高い「だけ」なのだ。攻撃が通じない訳ではない。炎の全体攻撃はファイアガードで防げるし(ガード系は希少種よりも発動が早い)、通常攻撃は所詮単体攻撃。ネクタルで生き返らせればいいのだ。
……思ったよりも確かに「戦い」にはなっているのだが、やはり、このパーティの弱点である「攻撃の速攻性」が無いのがつらい。むつみちゃんも構えを取った瞬間に攻撃されるとダメージを与えられずに死んでしまい、また構えを取るところから始めなければならない。ありすちゃんも、サジタリウスが落ちてくるまでに攻撃されてしまってはアウトである。桃華ちゃまはファイアガードに専念しているため、サイドガードで守れない。この状態で希少種FOEの攻撃に耐える術など、前衛の二人には無かった。
結局、HPを半分まで減らせたものの、ジリ貧で負け。アイテムをしこたま買い込んでいけばいつかは何とかなったとは思うが…。
町に帰って、ローザ茶のバッド効果である「希少種不在」でも付けようかと思っていたら、「ガード系」の入ったグリモアを発見。しかもウチのグリモアは桃華ちゃまから取れたガード系グリモアで強化しているため、三色ともレベル7位ある「無効ガード」の使えるグリモアなのだ。
こいつを雪美ちゃんに持たせて、雪美ちゃんは毎ターンファイアガード、桃華ちゃまがサイドガードをすれば、希少種でも倒せるのではないか。もうこれがダメならバッドローザ茶に頼ろう。
しかし、雪美ちゃんはグリモアを変えたため、AIG補正の付いた刀を装備できない上に、盾を装備してしまっているので、行動速度がガクっと下がっている。ファイアガードは強烈な速度補正が付くため問題ないが、デバフを入れるタイミングがずれてしまっている為に逆に道中がつらくなってしまった。ヒイヒイ言いながら、武王さんの下に到達!すると!!
光ってねえよ!予想してたけど、光ってねえよ!!!!!!
いや、うん。もうこういうオチになるんだろうな、という事は分かりきっていたけど、やっぱりこういうオチだったよ。せっかくなので、雪美ちゃんと桃華ちゃまの二重ガードで固めて危なげなく勝利。B27Fへと到達した。結局、マップ全部埋めちゃったよ……。速攻クリアとはなんだったのか。
それでも、いそいそと町に戻って酒場の依頼を確認すると「氷の竜」の文字が。
……やるしかないなッ!ポルナレフッ!!!