2018 |
09,08 |
とりあえずあのレインコートの子供が排水溝にいるペニーワイズに引き込まれる、パロされまくってるシーンが冒頭10分で出て来たのでちょっと驚いた。あの場面、こんな冒頭も冒頭だったのか…。
あのパロだと引き込まれた直後に葬式のシーンがあるので、アレっと思ったんだけど、パロされてるのは1990年版の方なんだね。でも、この作品は「行方不明のジョージーを探す」というのがモチベーションになってるので、葬式されちゃったらそのモチベが消失してる気もするんだけど…。話の構成がかなり違うのかな。
ペニーワイズの場面は確かに怖い…怖いんだけど、「大したことない」んだよな。最初のうちは怖いんだけど、段々と「あること」に気が付いてしまう。というのも、ジョージーと不良グループの一人(名前が分からないけど)以外、ペニーワイズのに襲われても死なないんだよな。ベバリーとか、どう考えても洗面所の血だらけ場面で死んでるはずなのに生きてるし、最後のフワフワ浮いてる所とか完全に死んでたのにまだ生きてるし。
エディも二階から落ちてそのまま死んだかと思ったら生きてるし、なによりもビックリしたのは絵におびえてる少年のスタンリーが、ラストダンジョンの排水溝で思いっきり頭からかじられてるのに無傷だったこと。いや、あれは…死んだだろう…。死んでないと…ダメだろ…。
結局のところ「恐怖」っていうのはその根底に「死」がある訳で、どんなにおっかなビックリな演出をされても最終的にノーダメージで終わってしまうとジェットコースターやお化け屋敷的な「安全な」驚きしかない。これではどんなにペニーワイズが頑張っても全然恐怖を感じない。明らかに失敗だと思う。「“それ”が見えたら、終わり」って言ってんのに終わってないんだよな。
でも、これは仕方のない部分もあって、最後に「第一章」と出ていた通り、多分これ続編(大人編)があるんだろうと思う。その前に「またこの街にペニーワイズが出たら集合しよう」みたいな描写があったし。そのためにも、メインの登場人物に欠員が出ることが許されなかったのだ。
不良グループもかなり存在意義に疑問が残る。アメリカのスクールカーストの表現なんだろうけど、必然性をあまり感じない。ペニーワイズ、不良グループ、負け犬クラブの3組による攻防という図式はいいと思うし、不良グループの一人がペニーワイズに襲われた時は「化け物には化け物をぶつける」理論でちょっと面白かったんだけど、意外と…こう…跳ねなかった。あ、でもマイクがペニーワイズに襲われそうになった時に空気の読めない不良の車が邪魔をして助かった場面も良かった。不良グループにはああいう「意外性」を期待していたのに(助かるだけでなく、ペニーワイズを追い込んだのに不良のせいで逃がす…みたいなピンチがあっても良かった)まあ、不良グループもペニーワイズにそそのかされてたね…みたいな…感じで終わってしまったのは勿体なかった。
文句ばっかりなんだけど、ペニーワイズに対するダメージの通り方も微妙。結局のところ、ペニーワイズはどっかの人間のおっさんが仮装してる存在じゃなくて正真正銘のこう…超常的存在なので、こんなところに突っ込むのもアレなんだけど、物理攻撃が効いてるんだか効いてないんだか良く分からない。はっきり言うとダメージで言えば最初の井戸の館に乗り込んだときにベバリーがペニーワイズの頭を棒で貫通した時点で勝負は決まってるはずなのに全然効いてないし、かと思えば最終戦でのみんなの集団リンチシーンでの攻撃は効いてるように見えるし…。良く分からない。
まあ、あれも最終戦ではみんなが一つになったことでペニーワイズへの恐怖が消えて、その立ち向かう心で攻撃してるから効いてるんだろうな…っていうのはなんとなく分かるんだけど、それはそれとしてベバリーのクリティカルヒットがチャラになってるのは納得いかないんだよな…。
ベンのデブなのにすごいイケメンな目をしてるところとか面白かったし、詩とかでベバリー興味を引いてたのも良かったのに、最終的に結局ビルに取られてて、やっぱイケメンには敵わないのか…と釈然としない気持ちになった…。
いや、あの…そいつ浮いてるあんたを放置して弟追っかけてたんですけど…。まあ、ジョージー奪還はこの作品の最重要事項なのでまあ、しょうがないっちゃあしょうがないんだけど、キスで助けてくれたのはベンなんだよ…。なんでなんだよ…。
あのパロだと引き込まれた直後に葬式のシーンがあるので、アレっと思ったんだけど、パロされてるのは1990年版の方なんだね。でも、この作品は「行方不明のジョージーを探す」というのがモチベーションになってるので、葬式されちゃったらそのモチベが消失してる気もするんだけど…。話の構成がかなり違うのかな。
ペニーワイズの場面は確かに怖い…怖いんだけど、「大したことない」んだよな。最初のうちは怖いんだけど、段々と「あること」に気が付いてしまう。というのも、ジョージーと不良グループの一人(名前が分からないけど)以外、ペニーワイズのに襲われても死なないんだよな。ベバリーとか、どう考えても洗面所の血だらけ場面で死んでるはずなのに生きてるし、最後のフワフワ浮いてる所とか完全に死んでたのにまだ生きてるし。
エディも二階から落ちてそのまま死んだかと思ったら生きてるし、なによりもビックリしたのは絵におびえてる少年のスタンリーが、ラストダンジョンの排水溝で思いっきり頭からかじられてるのに無傷だったこと。いや、あれは…死んだだろう…。死んでないと…ダメだろ…。
結局のところ「恐怖」っていうのはその根底に「死」がある訳で、どんなにおっかなビックリな演出をされても最終的にノーダメージで終わってしまうとジェットコースターやお化け屋敷的な「安全な」驚きしかない。これではどんなにペニーワイズが頑張っても全然恐怖を感じない。明らかに失敗だと思う。「“それ”が見えたら、終わり」って言ってんのに終わってないんだよな。
でも、これは仕方のない部分もあって、最後に「第一章」と出ていた通り、多分これ続編(大人編)があるんだろうと思う。その前に「またこの街にペニーワイズが出たら集合しよう」みたいな描写があったし。そのためにも、メインの登場人物に欠員が出ることが許されなかったのだ。
不良グループもかなり存在意義に疑問が残る。アメリカのスクールカーストの表現なんだろうけど、必然性をあまり感じない。ペニーワイズ、不良グループ、負け犬クラブの3組による攻防という図式はいいと思うし、不良グループの一人がペニーワイズに襲われた時は「化け物には化け物をぶつける」理論でちょっと面白かったんだけど、意外と…こう…跳ねなかった。あ、でもマイクがペニーワイズに襲われそうになった時に空気の読めない不良の車が邪魔をして助かった場面も良かった。不良グループにはああいう「意外性」を期待していたのに(助かるだけでなく、ペニーワイズを追い込んだのに不良のせいで逃がす…みたいなピンチがあっても良かった)まあ、不良グループもペニーワイズにそそのかされてたね…みたいな…感じで終わってしまったのは勿体なかった。
文句ばっかりなんだけど、ペニーワイズに対するダメージの通り方も微妙。結局のところ、ペニーワイズはどっかの人間のおっさんが仮装してる存在じゃなくて正真正銘のこう…超常的存在なので、こんなところに突っ込むのもアレなんだけど、物理攻撃が効いてるんだか効いてないんだか良く分からない。はっきり言うとダメージで言えば最初の井戸の館に乗り込んだときにベバリーがペニーワイズの頭を棒で貫通した時点で勝負は決まってるはずなのに全然効いてないし、かと思えば最終戦でのみんなの集団リンチシーンでの攻撃は効いてるように見えるし…。良く分からない。
まあ、あれも最終戦ではみんなが一つになったことでペニーワイズへの恐怖が消えて、その立ち向かう心で攻撃してるから効いてるんだろうな…っていうのはなんとなく分かるんだけど、それはそれとしてベバリーのクリティカルヒットがチャラになってるのは納得いかないんだよな…。
ベンのデブなのにすごいイケメンな目をしてるところとか面白かったし、詩とかでベバリー興味を引いてたのも良かったのに、最終的に結局ビルに取られてて、やっぱイケメンには敵わないのか…と釈然としない気持ちになった…。
いや、あの…そいつ浮いてるあんたを放置して弟追っかけてたんですけど…。まあ、ジョージー奪還はこの作品の最重要事項なのでまあ、しょうがないっちゃあしょうがないんだけど、キスで助けてくれたのはベンなんだよ…。なんでなんだよ…。
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