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吉良吉影は静かに暮らしたい

2024
04,24

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2014
02,23

B20Fでイワオロペネレプ(新世界樹では「オ」は大文字だったよw)を倒した後、さくりとマップを埋めてしまうかとフロアを歩き回ると、なにかがおかしい。このマップ広すぎるのだ。てっきりB15F位の広さかと思ったら、部屋も何部屋もあるし、宝箱まで置いてある。


そしてこのフロアはイベントが終ったからなのか、敵が出ない。おかしいとおもいつつも、あまりの面白く無さにフンムさんにLINEで話しかけながらマップを埋める事にした。地図書きは敵が出ないと快適ではあるが、こんなに面白くない「作業」になってしまうのである。


フンムさんも丁度イワさん戦だったのだが、なんと周りのFOEを払っているという。え、は、払えたの…??あれ…??


……これはもしかしてフロアを歩き回って周りのFOEを払い、イワさんを倒すのが正解ルートだったんじゃなかろうか。明滅弾を使用して必死にFOEを足止めしながら倒すというのはおかしな倒し方だったんじゃなかろうか。なかろうかというか、フンムさんはある程度FOEを払った後、イワさんに背後から殴りかかって倒していた。FOE突入無しに加えてバックアタックによる先制攻撃である。明らかに戦略的「正しさ」を感じる。そう考えればこの無駄に(と私が思っていた)広いマップも納得がいく。


昨日散々、工夫だなんだと言っておきながら、またパワープレイでなんとかしてしまった。うん、あの、でも昨日も言ったんだけど、やっぱり「手持ちの材料でなんとかなってしまう」と工夫ってそれ以上行われないのだ。結局、明滅弾戦法も何度か試して「これはどうにもならんな」と感じたのならきっと横の扉とかにも目が行って、バックアタックを仕掛けられるとまでは分からないまでも、「何か迂回する方法があるのではないか??」と思えたはずなんだ。


そもそもからして今回は「明滅弾戦法」こそが「賢いやり方」だと感じてしまったのも敗因である。シアーハートアタック戦の康一君の様に「自分で利口ぶっているという最低のマヌケ」だったのだ。


まあ、でもここまで来ると逆に開き直って「こういう幅広い選択・戦略があるのも世界樹のいいところ」と割り切ってパワープレイ上等で進むのも悪く無い様な気もしてきた。きっとwiki等の攻略には「迂回してバックアタックせよ」とか書いてあるんだろうし、そういうなぞりプレイよりも通常じゃないプレイをしていった方がネタにもなるというものである。


------


ボスも倒し、四層で残る心残りはTバックお姉ちゃんズの素材取りである。


結論からいうと思い出したくも無いレベルの地獄だった。まず、結局Tバックお姉ちゃんズのレア素材ドロップ条件は二人とも「全身縛り」だったのだ。「まずは動きを封じるといい」の「冷酷なる貴婦人」の素材名は解析の通り「濡れた赤糸」。「全身の動きを封じて弱らせてみるといいだろう」の「禍乱の姫君」の素材名も「濡れた紫糸」だった。「濡れた」とはつまり「全身を縛る事」だったのだ。「エロい事しか想像出来ない」というのは正解だったのである。お姉ちゃんズは全身を縛られると濡れる淫乱姉妹(?)なのだ。


条件も分かったので、早速チャレンジしてみたものの、驚くほどに縛りが入らない。こんな三箇所同時縛りなどという条件なのだから、「縛りやすく」なっているのが当然と思い込んでいたが、全くそんな事はなかった。雪美ちゃんの呪言を3から5に上げてみても一向に縛れる気配が無い。


おかしい。三箇所同時縛りが条件なのに、なぜ縛りにくいのか…??と、この時点では思っていた。


必死の思いで「濡れた紫糸」を獲得する。これと同じ事をもう一回やらなければならないと思うと気が重くてしょうがなかった。ただ、これほどの苦労をして獲得したものだ。それはもうイイ物が買えるようになるに違いない。


千和「いらっしゃー↑い!」


桃華「こんなに苦労したんですもの…とてもステキなものが買えるようになりますわよ!」


薫「わくわくっ!」


「濡れた紫糸」を売った!(チョリーン


千和「ありがとー↑う!」


しーん


桃華「ファッ」


ありす(ジョボボボボ)


無反応である。ばば、ばかな。無反応である。


私があまりに衝撃を受けていたので見かねたフンムさんが「もう一方も売ってみるといいですよ」と教えてくれた。なるほど、両方揃って初めて店頭に並ぶタイプなのね。おkおk。


しかし縛れない。圧倒的に縛れない。


縛れない事はそりゃあない。それでもやっぱり三箇所同時に縛るというのは困難を極めすぎている。三箇所縛っているうちにどこか一箇所が解けてしまう。昨日のイワさん戦がまだ楽に感じるレベルのキツさである。おかしい。なんでだ。


ありす「だから言ってるじゃないですか。解剖用水溶液を使えばいいって」


桃華「……それですわ」(迫真)


ごめん、ありすちゃん。君には謝ってばかりである。もうね、使えばいいのだ。解剖用水溶液を。それが正解だったのだ。「濡れた」なんだから水溶液。そうだ、正解なんだ。これでいいだ、これで……。


開始から三時間近くが過ぎており、もう精神的・体力的にもヘロヘロだったので水溶液の使用を承認する。もともと気楽な感じで素材を取りに来ていたのだ。それがこんな苦労をする事になるとは。水溶液様の力を借りればお姉ちゃんを濡れ濡れにすることなど容易であった。「濡れた赤糸」を千和に売ると、13万円台の鞭が店頭に並んだ。

そういうことか……。


そう、この素材は「苦労をする素材」だったのだ。最強鞭一歩手前装備の素材、「縛りにくいお姉ちゃんズをあえて縛って手に入れなければならない程の素材」だったのだ。気楽に入手できるような素材ではなかったのである。この素材に挑むには、心構え、気概が足りなかった。


お姉ちゃんズの素材の謎は明らかになった。凄まじい徒労感に襲われながら、そっとリセットボタンを押すのだった。(ダクハン居ないので)

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