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吉良吉影は静かに暮らしたい

2024
05,02

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2021
06,19
いや~、ひどい映画だった。

なんというか、ただひどいだけじゃなくて面白くなりそうな要素がいっぱいあるのにそれを全部無視して作ってるというか…上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想。

ホラーの題材として「事故物件」があって、起こった現象を元にその物件で何があったのか?を推測するというコンセプトは良いと思う。ただ、それがあまりにも雑すぎる。4件も処理しなくてはいけないので一つ一つがすさまじく浅い。これなら物件数は2個くらいに絞った方が良いと思う。

最後の物件も、「無理心中を図って抱き合って死ぬ」という現象が示されてるのにホラーの方には何も反映されていなかった。「無理心中」(一方は拒否)という状態だったはずなのになぜ最後は「抱き合って」(合意の形)いたのか?といういう所からも面白く作れそうだったのに結果はご覧のとおりである。

4件目の物件が過去にいくつも事故が起きていて何体もの霊が出てきた、というのはいいんだけどやっぱりあの親玉であるシスのパルパティーンみたいなやつを倒すところがあまりにも稚拙でひどかった。あんな演出でなぜOKが出たのか、それが不思議でしょうがない。

霊媒師の高田純次を始め、無駄に豪華なエキストラがただでさえ無くなりかけている集中力を奪っていき、どんどん作品への興味を失わせる。ダメ映画の基本もしっかり押さえている。

ただ、事故物件には申告義務があること、「心理的瑕疵」という注意書きをしなくてはいけないこと、そして何より事故物件に誰かが住めば次からは申告しなくて済むようになるということ(事故物件のロンダリング)と言った事故物件豆知識は面白かったので星を一つあげた。

「事故物件のロンダリング」ネタは最後にヤマメと梓がなんだかんだ一緒になって、「今度は事故物件じゃないところに住もう」と思って選ぶんだけど、実は…というオチに使われるかと思っていたのに、赤い服のおばさんがトラックに突っ込むというわけのわからんオチで終わったのが本当に悔やまれる。というか、普通の感覚ならこれオチに持ってくるよね??外すにしてもそこじゃないだろという感じだった。
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