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吉良吉影は静かに暮らしたい

2024
05,02

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2021
06,14
「辞書を作る」というテーマが気になって見てみた作品。

松本先生の辞書に対する姿勢や、新語などを収録した未来を見据えた「大渡海」のコンセプトなどは良いとは思うんだけど、いろんな所で「入っていけない」感じだった。

まず、この会社の配置おかしい。言語学を専攻して入社したコミュ障馬締をなんで営業部に回すのか理解できない。こういうスパルタ的な配置もあるんだろうけど…ええ…という感じ。西岡も編集には全く向いてないと思うものの、あの頭の柔らかさや営業力は辞書編集部に必要な部分もあった…かな…??と擁護の部分が無い事もない。

一番意味不明だったのは馬締の告白を香具矢が受け入れるところなんだけど、あの流れで受け入れる要素なに!?本当にさっぱり分からなかった。そもそも、「辞書を作る」というコンセプトに惹かれて見てたのにラブコメ要素が入って来て、こういう要素を入れないと間が持たないのか…とガッカリした面もある。

終盤、ミスを徹夜で再チェックするところも徹夜のぼーっとした頭で確認してもまたミスが出るだけだろう…とか細部の雑さが目立って良いところが目がいかない感じになってしまった。

松本先生が辞書の完成を見ることなく死んでしまう展開も、それ自体は良いと思うんだけど、この展開が持つ意味が今一つ伝わってこない。「大渡海」は未来に向けた辞書なので、自分(松本先生)ではなく、次の世代の人間たちにこそ使って欲しい、みたいな流れがあればもっと納得できたんだけど。

「辞書を作る」がテーマだからしょうがないのかもしれないけど、結局作った「大渡海」がどのように使われたのかとかの描写が一切ないのもかなり気になる。結局辞書は使われてこそ初めて意味を成すと思うので、作りっぱなしだと一人よがり感が増してしまう気がする。
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