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吉良吉影は静かに暮らしたい

2014
04,09

ついに辿り着いた。第六層をエジプトとするならば、B30FはまさにDIOの館である。B29Fが相当凶悪なダンジョンだった事もあって、一体どんなダンジョンが待っているのだろうと覚悟を決めて突入したはずなのだが、フロアを覆う「ある感情」の前に、その覚悟は吹っ飛んだ。「悪意」。それこそが、このダンジョンを形作っているものである。


まず、このフロアの構造を攻略本や攻略サイトで見た人間は、そのシンプルさに拍子抜けすると思う。このダンジョンの構造は「太い一本道の通路があるだけ」である。明らかに他のダンジョンの方が構造的に複雑に見える。ワープも無い。毒の沼地も無い。暗闇も、水辺も、何も無い。


だが、だからこそ恐ろしい。「もはや、小細工は必要ない」。そう断言されているかの様だ。


このフロアの脅威はいくつかの要素が複合的にからまり構成されている。まずは、B28Fの「おしおき部屋」に居た「深淵を舞う者」が再登場。広大だった「おしおき部屋」と異なり、「太い通路」とは言え通路は通路。一歩足を踏み出せば目の前に深淵さんがコンニチワする事も日常茶飯事である。たとえ地図が完成している部分でも、つねに画面とにらめっこしながら一歩一歩慎重に進まなければならない。


そして、B30F限定のザコ敵、メタルシザース!このクソッタレ野郎の「激怒のはさみ」。これがまさにB30Fの「悪意」の中心である。メタルシザースが生きている状態で他の敵を倒すと、カウンター的なタイミングで(敵を倒した攻撃が終わった時点で)「激怒のはさみ」を使用し、味方全体に多大なダメージを与えてくる。つまり、メタルシザースが二匹、他のザコ二匹が出た場合、他のザコのみが「ハリケーンパンチ」(全体攻撃)で死んだ場合(メタルシザースは倒しきれなかった)、メタルシザーズそれぞれから二発ずつ、合計四発の「激怒のはさみ」が飛んでくる計算になる。桃華ちゃま以外は確実に殺される。


これを回避する為は、ウチのパーティならバフデバフを駆使して「力溜め」を用いたありすちゃんの「ハリケーンパンチ」を叩き込み、メタルシザーズを一撃で他の敵ごと倒さなければならない。オリジナル版では「雷」のみ攻撃に耐性が無かった様だが、新世界樹では「壊」にも耐性が無い。「ハリケーンパンチ」が通るのは不幸中の幸いである。(「耐性が無い」だけで弱点ではない)


ただし、ありすちゃんがバフデバフを駆使した「力溜め」込みの「ハリケーンパンチ」を使うためには、


1ターン目。


ありす「力溜め」
雪美「軟身の呪言」
薫「攻撃隊列」


2ターン目。


ありす「ハリケーンパンチ」
雪美「郡狼の襲撃」
薫「コロシッブオーラ」


という、2ターンがかりの準備が必要になってくる。


「1ターンで屠れない」というのは深淵さんが跋扈し、乱入の可能性が常にあるB30Fでは致命的である。


しかし「悪意」はこれだけではない。ザコ敵の中にも、1ターンで屠らないと危険な敵は何匹も居る。代表が「デモンドレイク」である。こいつは1ターン目に「タメ」を行い、2ターン目にかなり早い行動速度で全体即死技の「断末魔の叫び」を使用してくる。まともに食らえば五人全員が即死することも、ままある凶悪技である。これまでの階層ならば、1ターン目に「ハリケーンパンチ」でぶん殴ってしまえば良かった。幸いにも、体力は低い。


しかし、この「デモンドレイク」が「メタルシザーズ」と同時に出現すると話は別である。「デモンドレイク」を速攻で始末する為に半端な威力の「ハリケーンパンチ」を放つと「デモンドレイク」だけが死に、「激怒のはさみ」が飛んでくる。しかし、逆に「メタルシザーズ」を屠るための準備をしていると今度は「断末魔の叫び」が飛んでくる。「悪意」である。これまで、敵を全体攻撃で殲滅してきたわれわれの行動を見透かすように最終ダンジョンでは全体攻撃に釘を刺してきているのである。


他にも、「スパーク」というダメージ+「命中率ダウン」という技を使うアヤカシアゲハ。こいつも「デモンドレイク」同様、速攻で撃破してしまえば問題なかったが、「激怒のはさみ」によって1ターン目の行動が縛られ、攻撃準備を進めているうちに「スパーク」を撃たれて、命中率が下がって肝心のメタルシザーズへの攻撃が外れ、アヤカシアゲハのみ撃破。そして飛んでくる「激怒のはさみ」。こんなパターンもある。


これまでは「凶悪な攻撃を持ってはいるが速攻で撃破出来るので脅威を回避出来てきたザコ敵」が完全に息を吹き返し、牙を剥いてきているのである。これを悪意と呼ばずなんと呼ぼう。


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これだけではない。


B30Fには六層のほかの階層に居たFOE、武王さんと魔竜さんも一匹ずつ登場する。既に攻略法を確立しているとは言え、六層FOE。倒すまでにはターン数が掛かる。ザコ戦の2ターンですらも致命傷になるのに、この二匹を相手にすれば深淵さんの乱入は避けられない。


そして、いかに攻略法を確立しているとは言え、二匹を同時に相手にするのは難しい。それに、深淵さんは最大で二匹まで同じフィールドに出現するため、最悪の場合は三匹を相手に戦う事も考えられる。悪意である。


FOEとの戦闘中には深淵さんの乱入は避けられない。一体、このFOEの乱入はどうすれば止められるのか…!そんな事を考えながらお風呂を洗っていたときに、ピカアアアアアッ!と脳内に閃光が走る。


明滅弾……!!!


そ、そうだったああああ!!!戦闘中のFOEの動きを一時的に止めてくれる明滅ニキの事をまた忘れてたあああああああ!!これで、これで勝つる!!


ありがとう……明滅ニキ……!!明滅ニキはいつだって、目の前に暗闇が広がり絶望の淵にいるMQメンバーの行く先を明るく照らしてくれるんだ……!!最期の最期もやっぱり、明滅ニキだったッ……!!本当に……「ありがとう…それしか言う言葉がみつからない!!


早速武王さんを突っつき、戦闘開始。そして早速、ポップした深淵さんがこっちに向かって突撃してくるううううううッ!!あんマアアアアアイ!!


明滅弾!!!


_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 深淵を舞う者が 乱入してきた!!! <
 ̄YYYYYYYYYYYYYYYYYYY ̄


ほげえええええええええええええ!!!


ありす「じょばあじょあああああああ!!!!」


大洪水!大洪水!!ありすちゃん大洪水!!!!!


おいちょtt


ちょいっとおい


おいいいいいいいいいいい!!



























あ!!!!!!!


ウソだああああああああああ!!!これまでッ!!これまで幾度と無くピンチを救ってくれた明滅ニキがッ…!!はっきり言って理屈は全く分からんッ!!分からんが明滅ニキが効かないッ!!それはもう確定……!!


この二匹のFOEは明滅ニキの力を借りずに倒さなければならない…!!


まるでカイトを失ったゴンキルの様な喪失感。まさか明滅ニキが……いまでも信じられない。いまだって、うっかりあの時は見間違いで、もう一度明滅ニキを使えば深淵さんが止まるような…そんな感覚が…あるんだ…。


これまで、明滅ニキを使用して「なんとかならなかった場面」が一度たりとも(忘れてただけで)無かった。明滅ニキさえ居れば、きっとなんとかしてくれる、そんな圧倒信頼感。しかし、それすらもアトラスの「悪意」の一部。この最終階層においてその明滅ニキを無力化させる事で、プレイヤーを這い上がることすら不可能な絶望に陥れる道具として使ってくるのである。アトラスの悪意はどこまでも深い。


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反撃である。


まず、どうにもならないザコ戦。これは、ありすちゃんが「いざと言うときの為にアザーズステップをいつでも取得できるように」と取っておいたSPを「警戒歩行」に全振りする。ザコ戦がどうにもならないのなら、そもそもザコ戦を起こさせなければ良いのだ。「獣避けの鈴」ではもはや生ぬるい。


これによって、ザコ戦を一度も経験せずに、最初のFOEである武王さんの下に辿り着く。


武王さんにこちらの存在に気づかせてから画面の端に誘導する。マップの一番右端に誘導し、プレイヤーのポイントをマップの一番右下に来るように配置し、そして一番右下に居るプレイヤーの上から武王さんが攻めてくるように仕向ける。こうする事で、開いているマスは右の一マスになり、最悪の三体同時攻撃だけは防ぐ事にする。


炎竜戦で極めたバフデバフ体勢を敷き、武王さんに防御デバフ三枠、むつみ・ありすにバフ枠三枠を与え、雪美ちゃんの「郡狼の襲撃」込みの攻撃を毎ターン与えて速攻撃破を図る。猛然と突っ込んでくる深淵さん。当然一匹は乱入されるので、雪美ちゃんが乱入と同時に「頭縛り」を入れる。「悪魔のクチバシ」さえ使われなければさほどの脅威ではない。速攻で「重苦の呪言」も追加し、簡単には頭縛りが解けない様にする。


武王さんは桃華ちゃまが毎ターン「ファイアガード」さえ使っていればダメージが通る攻撃が通常攻撃しかなくなる。当初は脅威そのものだったが、ここまで来たメンバーならば耐えられない攻撃ではない。二匹に満遍なくダメージを与え、ほぼ同時のターンに撃破。三匹目の乱入者はFOEアイコンにさえぎられ、乱入する事無く戦闘は終わった。あとは、糸で帰還しセーブをする。


その後は宿屋に泊まらず、樹海の雫で回復をする。せっかく倒した武王さんを復活させる訳にはいかない。おそらく、ボスフロアへの直通であろうショートカットを開けるまでは、こうして経過日数を稼がなければならない。


武王さんをしとめた方式で、今度は魔竜さんも倒す。戦術・戦略は武王さんと基本的には一緒である。今度はマップの一番右上にプレイヤーアイコンを配置し、魔竜さんを迎え撃とう……と思ったらうっかり通路の中盤で戦闘になってしまった。


しかし、これが幸運(?)にも、深淵さんを避けた直後で深淵さんはそのまま通路の端まで飛んで行き、その間、追加の深淵さんはポップしなかった。それによって魔竜さんとの戦闘に集中出来た。深淵さんの乱入さえなければ、流石の魔竜さんも既に「攻略の終わったFOE」である。撃破は容易であった。


ザコを封殺し、道中二匹のFOEを払ってしまえば、あとは深淵さんを避けて進むだけの簡単なお仕事である。ねんがんのショートカットを開け、ついにB30Fを攻略した。


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つらいダンジョンだった…。


これまで「ザコ」と侮っていた敵の復活。頼りきりだった「全体攻撃」の死角を突かれ、盟友(明滅ニキ)の死も経験した。新要素と言えば「メタルシザーズ」のみであるにも関わらず、これまでの複合的な要素を絡ませて新しい「脅威」を次々と畳み込むようにプレイヤーに叩き付けてきた、辛くも素晴らしいダンジョンだった。


もちろん「悪意」は褒め言葉だ。随所に工夫が見られる。「こうすればプレイヤー困るんじゃね?」「こういう込み合わせイヤだろうなあ」(ゲス顔)という「悪意」。それが感じ取れる。


まさに最終ダンジョンにふさわしい、素晴らしい「悪意」の塊。それが私のB30Fの評価である。

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