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吉良吉影は静かに暮らしたい

2018
01,08
お正月の定番にすっかり収まったSWの新シリーズ二作目。

SW7はSW4を思い切り踏襲していて、あれはあれでまあ、シリーズのリブート一発目として「ファンが見たいであろう場面、要素を詰め込んだ、誰もが安心して見れる続編です!」というサービス精神が旺盛で、コンセプトを考えれば悪くはなかったかなと思うんだけど、「あんな焼き直しなら作る意味がない」と言われると、うん、まあ…そう、だね…という感じもあったのは事実である。

今回のSW8も確かにSW5をかなり踏襲してるんだけど(レイの両親が判明する、レジスタンスがボコされる)、意味合いがかなり変わっていて、前作とは打って変わってかなり挑戦的な内容だったと思う。

結論から書くと、SW8は「血統を否定する物語」だった。もっと正確に言うならたぶん新SWシリーズがそういうコンセプトなんだと思う。

レイの両親は「名もなき人」だったし、フィンの出自も「兵隊の一人」。つまり、ご立派な血縁を持つキャラだけが世界を動かしているのではないということ。「モブ」と呼ばれる、「なんでもない人々」こそが宇宙の主役だと言ってるように思えた。これは「ダースベイダーの孫」という血統に執着しているカイロ・レンが「悪側」となっていることも偶然ではないだろう。

さらに「フォース」もジェダイだけが持つ特別なスキルではなく、「自然のどこにでもある」という説明もそれを補強しているように感じる。

話はそれるけど、SWシリーズの「フォース」という訳には前から違和感があって、多分英語での「フォース」というのは本当に「力」という概念そのものを表す、かなりあやふやな単語なんじゃないかと思うんだけど、それが日本語では「フォース」と訳されてしまったので、「フォース」というとジェダイが使う岩とか浮かしたり、テレパスを使ったり…といった超能力的なイメージが結びついてしまっているんじゃないかなと思う。今回のルークの説明はそれとは離れた、本来の「フォース」のイメージを教えてくれたんじゃないかな。

以下、メモ的箇条書き。

そういえば、ワープ先が帝国にばれてたのってなんでだったんだろう。てっきりレイのためのビーコンを逆探知されてそれでワープ先がばれてたのかなと思ったけど、そんな描写はなかったし…。凄みかな。

やさぐれルークの一カ月一万円無人島生活の描写は「妙なモンスターから乳をしぼる」と「バカでかい銛で魚を指す」の二つくらいしか具体的な描写はなかったのだけど、あれだけで「ルークが長年この島で生活していました」という感じは十分に出ていたのですごかった。

「パス破りの達人」を探しに行くくだり、「結局お目当ての人物を連れてくることはできなかったけど、別の人物を連れてきました」っていう展開になって、あれあれでよかったし、なんならあのプロムを付けたあのキャラが後々出てきたも良かったので、あれは同時に二人のキャラを立てられていい感じの展開だったと思う。

ヨーダが出てきてルークを再び導いてくれるのも良かった。ルークもすでにジェダイマスターとして「師」の位置についてはいるんだけど、それはそれとして、ヨーダが自分の「師」であることに変わりはない、というのは安心感があるというか。師匠だって泣きたい時くらいあるよね。

最後、出入り口が一個しかない反乱軍の基地にルークが現れたので「別の入り口があるのではないか?」という着想を得るところ、最終的にあれがホログラムって分かった後でのツッコミになるんだけど、あれ、ルークはホログラムだから別に出入り口なくても出入り出来たんだよな…。まあ、空気の通り道も結局は岩でふさがっていたので「ルークが通ってきた道はどれなんだ」というツッコミはいらないんだけどね。

あと、レイア姫が宇宙空間に投げ出されて江田島平八の様に宇宙船に帰還したシーンは間違いなくSWスタッフ渾身のギャグだったので、あそこは劇場内が揺れるほどの爆笑が巻き起こるのが正しいリアクションだったと思う。(観客も凍ってたけど)
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