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吉良吉影は静かに暮らしたい

2018
01,13
っべー!!ディズニーまじやっべえわ…。

とにかく全ての要素、展開、キャラに全く無駄がなくて寒気がするほどの完成度だった。こえー。なんだよこれ…。

冒頭で仲の良い姉妹、雪だるま(オラフ)、エルザの能力、事故、「あっぶねー!頭だったからよかったけど、心ならやばかったわー!!心ならやばかったわーー!!!!」とご丁寧に最終伏線を張ってくれるトロール、エルザとアナの離れていくさま、両親の死亡、エルザの戴冠などなどの展開が矢継ぎ早に行われて舞台説明が完了していくんだけど、めちゃくちゃ見やすくて分かりやすい。

最初の方ですでに見てる側にちゃんとエルザの「自分ではどうしようもならない能力によるアナとの望まない不仲」という同情ポイントが描かれており、基本的に「エルザとアナ可哀想」という感情を抱かせることに成功していて、これだけでも掴みとしては成功している。

ハンス君と爆速で婚約を決めるアナ。ちゃんと一応アナがいままであまり出会いがなくて男慣れしてなくて、パーティの出会いに期待していたという理由もあるし、なにより創作上の恋愛であれば登校中に遅刻遅刻~!と走ってる最中にぶつかればフラグは立つものなので、まあ、そういうものかな…アメリカだし。とも思ってたんだけど、クリストフの反応を見るにさすがにアメリカでも出会って当日に婚約を決めるのはおかしかったみたいですね…。アメリカすまん。

エルザが氷の城にこもった原因も元をただすとハンス君に辿り着くようになっているし、本当に無駄がない。というか、ハンス君が序盤のヒーロー、アナ不在中の城の運営、最後の悪役…となんかもう肉も内臓も皮も全部おいしく頂かれるアンコウの様な使われぶりで、この作品のMVPは間違いなく彼である。

いやまあ、分かるよ?そりゃねえ、そりゃあそうなるよ…。最終的にアナとくっつくのってクリストフなんでしょ?ってそれはわかる。でも、それはそれとして最終盤までのハンス君にはなんの落ち度もなくて(無いどころかかなり高い好感度が維持される)、一体どうやってハンス君からアナの恋人の地位を奪うのかな…と思ってみてたら、まさかの悪落ち。

これにはビックリした。しかも、アナとの出会いの時、お互いの事を知り合おうとする会話で「兄弟が12人いる」という伏線をさりげなく滑り込ませる手腕…!うめえ…うめえよ……。

そのハンス君から一切の臭みを消すように、隣にもっと臭いキャラ(ウェーゼルトン公爵 )を置いておくという手法もものすごい…。ウェーゼルトン公爵、アナに出会いの時点でウザ絡みをした罪で自国の貿易がご破算になるというすさまじく可哀想なキャラだった…。エルザ暗殺も、本当にこんな気候が永久に続くようならやむなしな判断だと思うし。というか、結局言い方なんだよな。ハンス君だって最終的にエルザ暗殺を提案してるわけで、しかもあの時点では皆に受け入れられているし。積極的に殺しにいったのがマズかった。「やむを得ないけど…」みたいな感じで提案すればいけたはず。創作とはそういうものだ。

「真実の愛」も、ハンス君→クリストフ→エルザとどんどんキャラが置き換わっていって上手かった。えっ…これ…クリストフ慌てて戻ってこなくても良かったんじゃ…とか思ってはいけない。実際問題、あそこでクリストフが戻ってこなかったら、アナは外に出なかったわけで、そうするとあのタイミングでエルザをハンスの暗殺から救えなかったので、ちゃんと意味はあるんだけどね。…あるんだけどね。

「真実の愛」は別に異性からの愛のみではない、というオチもわりといいと思うのであれはOKだと思うなあ。

あと、唯一不満があるとすれば、オラフが最終的に魔法でおk状態になったのももったいなかったかな…。彼のキャラクター性を考えれば「夏に憧れるものの、夏が訪れると溶けてしまう」という所が魅力なのであり、溶けてこそ完結するとも思えるんだけど、そこは…真実の愛の奇跡でなんとかなったのかな…。物語を完璧に遂行する職人の様な印象のある映画なんだけど、ここだけはウェットよりの展開だった。

で、だ。この映画と言えば「ありの~ままの~」のあの歌なので、さぞクライマックスのいいシーンで流れるんだろうな~と思って見てたら、わりと中盤より前で流れ始めて「あれっ??」って思ってたらエルザが山に氷の城を建造し始めて、「何物にも縛られずにここで生きていく」的なことを言い出して、お前…ありのままって…ありのままってそっちかよ!!なに悪落ちしてんだよ!!って感じで爆笑してしまった。

あの歌、全然前向きな歌じゃなかった。むしろ完全にダースベイダー誕生シーンに流れる帝国のマーチだったよ!
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