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吉良吉影は静かに暮らしたい

2024
04,20

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2020
01,19
いかつい掃除屋(殺し屋)と少女の映画。設定だけ見るとそのままオタク向けにしてもいけるような気がする。

うーーーーん。はっきり言うとマチルダは可愛かった。ロリコン目線で言うならシャツ越しの膨らみかけの胸には言及せざるを得ない。あれを大画面で映しちゃったの??すごい時代である。

ただ、レオンがマチルダに銃の取り扱いをさせたり、タバコを厳格に辞めさせなかったり、お遊びの様に掃除の現場に連れて行く「甘さ」が私の趣味と合わなかった。子供を巻き込まないなら完全にシャットアウトして欲しいし、本当に鍛えるつもりならスタンスフィールドは彼女がやるべきだった。このどっちつかずな曖昧な空気が好きな人もいるとは思うけど、イマイチ乗る事が出来なかった。

ストーリーの大枠はめちゃくちゃ単純なので、レオンとマチルダの奇妙な日常の様子をなんの憂いも無く楽しめればシチュエーションムービーとしては良かったと思う。暗殺シーンも時間をかけてたっぷりと楽しむ(?)事が出来る。最初の仕事シーンはぶっちゃけ「レオンがスゴイ」という事を伝えるだけの役割しかないわりにかなり時間を贅沢に使っていた。アクションは激しいものの、ゆったりな気分で見るにはちょうどいい映画なのかもしれない。

マチルダの復讐の理由が「弟のため」なのはかなり上手かったと思う。なにせ見てる側にとってマチルダの弟なんて画面に映っていたのはほんの数分程度で、どちらかと言えば他の家族、マチルダと不仲だったメンバーの方が印象に残っている。ただ、家族の不仲さを強調すればするほど、その中で幼い弟がマチルダの心の支えであったという事実が浮かび上がってきて彼女の復讐心の補強をしている、という構図になっていた。描かない事で視聴者の想像力に補強させる上手い手だった。

そんなら家族みんな仲良しにして「家族の復讐」にした方が良いような気もするが、そうなると今度は今回の発端である「麻薬」に「善良な家族」が手を出していた事になってしまうので、具合が悪い。「弟以外が悪人」である必要があったのだ。(そんなら「麻薬」の要素を別に置き換えれば良い気もするけど…)

気になるのは話運びや設定の唐突さ。マチルダがスタンスフィールドに勝算もないのに急に特攻しだすし、スタンスフィールドは何の権限があるのか(刑事ではあるけど)、最終戦に人呼び過ぎだし、重火器ぶっぱなすしあの物量作戦が大仰すぎて気分としては引いてしまった。いくらなんでもやりすぎだろう。「掃除屋」という影の仕事なんだからもっとひっそりとしたシチュエーションの方が映えたのでないだろうか。

レオンがきっちり死んだのはよかった。なんだかんだマチルダは手を汚さなかった(片目を開けて寝ることはない)ので、最後に学校に戻る事が出来た。

しかし、今度から少女の肢体について語る時に「「レオン」見たことある?」と聞くのは常套句になってしまいそうである。
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